ホームページ制作代行の料金相場とサービス内容｜格安業者と高品質な制作会社の違いとは？

2025年9月17日

ホームページ制作・コラム

【2025年版】ホームページ制作の料金相場をプロが解説｜費用の勘定科目や税務処理も網羅

ホームページ制作の料金相場、
すべて解説します

「依頼したいけど、費用が不透明…」「格安と高品質、何が違うの？」
そんなあなたの疑問に、Web制作のプロが正直にお答えします。

時間がない方はこちら！
目的別・料金相場早見表へ

ホームページ制作で、
こんなお悩みありませんか？

料金体系が複雑で、結局いくらかかるのか分からない…。
「格安」をうたう業者が多いけど、品質は本当に大丈夫か不安。
自分で作るのは難しそうだけど、高額な費用はかけられない。
【追記】ホームページ作成費用は経費になる？どんな勘定科目で仕訳すればいいの？
作った後も、ちゃんとサポートしてくれる信頼できる会社に頼みたい。

まずは結論！
ホームページ制作の料金相場【目的別】一覧表

ホームページは目的によって必要な機能や規模が大きく異なります。まずは代表的なサイトの種類と、法人・個人事業主それぞれの料金相場を確認しましょう。

サイトの種類	料金相場	主な目的と特徴
コーポレートサイト（法人・会社案内）	30万～150万円	会社の顔となる公式サイト。信頼性の獲得、採用活動、情報発信が目的。ページ数は5～15ページが一般的。ブログ機能（CMS）の有無で費用が変動します。
サービスサイト・LP （商品・サービス紹介）	15万～60万円	特定の商品やサービスを紹介し、問い合わせや購入に繋げるための縦長のページ。広告運用とセットで使われることが多く、デザインや訴求力が重要です。
【追記】個人事業主・小規模店舗サイト	10万～50万円	名刺代わり、ポートフォリオ、店舗情報の発信などが目的。WixやSTUDIOなどの無料・格安ツールで自作する方も多いですが、プロに依頼すると集客まで見据えた設計が可能です。
ECサイト（通販サイト）	50万～500万円以上	商品の販売と決済が目的。ShopifyなどのASPを利用するか、完全オリジナルで構築するかで費用が大きく変わります。商品点数や必要な機能（顧客管理、在庫連携など）によって変動します。
採用サイト	40万～200万円	求職者向けに、企業の魅力や働きがいを伝えるサイト。社員インタビューや独自のコンテンツ制作が必要になるため、コーポレートサイトより高額になる傾向があります。

なぜこんなに料金が違う？
ホームページ制作の費用を左右する5つの要因

1. デザインの質（テンプレート or オリジナル）

最も大きな価格差を生む要因です。既存のデザインテンプレートを使えば安価に制作できますが、デザインの自由度は低くなります。一方、完全オリジナルデザインは企業のブランドイメージを正確に反映できますが、デザイナーやエンジニアの工数がかかるため高額になります。

2. ページ数とコンテンツ量

当然ながら、制作するページ数が多ければ多いほど費用は上がります。また、掲載する文章や写真を制作会社に依頼するのか、自社で用意するのかによっても料金は変動します。プロのライターやカメラマンに依頼する場合は別途費用が必要です。

3. 機能の有無（CMS、予約、決済など）

WordPressのようなCMS（ブログ更新システム）を導入する場合や、予約機能、決済機能、会員機能などを追加する場合は、システムの設計と実装に専門的な技術が必要となるため、費用が加算されます。

4. スマートフォン対応（レスポンシブデザイン）

今や必須の対応です。PC、タブレット、スマートフォンなど、異なる画面サイズでレイアウトが最適化される「レスポンシブデザイン」は、設計とコーディングに手間がかかるため、費用に含まれています。非対応の格安プランには注意が必要です。

5. SEO対策のレベル

検索エンジンで上位表示を目指すための施策です。基本的なSEO設定（タイトルやディスクリプション設定など）は多くの制作会社で行いますが、競合調査やキーワード戦略策定、コンテンツ企画まで含む本格的なSEO対策は、専門知識が必要なため高額なプランとなります。

「格安業者」と「高品質な制作会社」
本質的な違いとは？

料金の違いは、単なる作業費だけではありません。ビジネスの成果を見据えた「戦略」の有無が、最も大きな違いです。

⚠️ 要注意！「格安」制作会社のメリット・デメリット

【メリット】
最大のメリットは初期費用を圧倒的に抑えられる点です。名刺代わりの簡単なサイトがとにかく早く欲しい、という場合には選択肢になります。

【デメリット】
多くの場合、テンプレートデザインの使い回しで独自性がなく、SEOにも弱い傾向があります。また、「作って終わり」で、公開後の更新やトラブル対応などのサポートが手薄なケースも少なくありません。ビジネスの成長に繋がりにくく、「安物買いの銭失い」になる可能性があります。

🏆 高品質な制作会社を選ぶべき理由

【戦略的な設計】
あなたのビジネスの目的やターゲットを深くヒアリングし、「成果を出す」ためのサイト構造やコンテンツを設計します。単に作るだけでなく、Webサイトをビジネスの強力な武器へと育てます。

【ブランド価値の向上】
完全オリジナルデザインにより、企業のブランドイメージや価値観を正確に伝え、競合との差別化を図ります。高品質なデザインは、顧客からの信頼獲得に直結します。

【長期的なパートナーシップ】
公開後の運用・保守、アクセス解析に基づいた改善提案など、長期的な視点でビジネスの成長を共に目指せる、信頼できるパートナーになります。Webに関する悩みをいつでも相談できる心強いパートナーになります。

【経理担当者様向け】
ホームページ費用の経理・税務処理FAQ

A. ホームページ作成費用は、その内容によって使用する勘定科目が異なります。
・広告宣伝費: 一般的なWebサイト制作費用や、公開後のサーバー代・ドメイン代など、1年以内に費用対効果が現れるものに使います。
・繰延資産（長期前払費用）: サイト公開の効果が1年以上に及ぶと判断される場合に使います。特に、制作費用が高額な場合に該当することがあります。
・ソフトウェア（無形固定資産）: ログイン機能や商品検索機能など、高度なプログラム開発を伴う場合、ソフトウェアとして資産計上します。

A. ホームページの月額・年額の管理費、サーバー代、ドメイン代などは、一般的に**「広告宣伝費」**または**「通信費」**として計上します。どちらで処理するかは、会社の経理規定によりますが、一度決めた科目を継続して使用することが重要です。

A. 国税庁のタックスアンサーNo.5461によると、ホームページ作成費用は、その内容によって税務上の取り扱いが変わります。

・一括で経費計上（損金算入）できるケース:
会社案内のような一般的なWebサイトで、頻繁に更新されるものであれば、その制作費用は支出時の損金として認められることが多いです。多くの企業はこちらに該当します。

・資産計上が必要なケース:
前述の通り、高度な機能（オンラインショッピング、予約など）を持つ場合や、内容が長期間更新されないことが明らかな場合は、その費用を「繰延資産」や「ソフトウェア」として資産計上し、数年にわたって減価償却する必要があります。

結論として、多くのホームページ制作費用は「広告宣伝費」として一括経費計上が可能ですが、内容によっては資産計上が必要です。最終的な判断は、必ず管轄の税務署や顧問税理士にご相談ください。